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1日を終えて [○大糸線]

 車の免許は持っていたけれど、なかなか運転に自信が持てなかったので、まだまだ単独行動の時は数少ない列車を使って、徒歩で歩き回っていた、このころ。

 今となっては、この時の写真に、今とは違った風に心に入ってくるようで。

 ずっと鉄道のそばにいて、何気ないことを見つけては、さあ、なんでもいいから撮ろうという気に、自然となれました。

 1日の撮影を終えて。上りの急行「きたぐに」が糸魚川に到着するのは1時20分。だから、最終列車まで、適当な駅で降りながらバルブしたりしていました。

 その時のカットから。

 今度は、こういうカットを求めて、どこかふらりと旅に出たい。今はそんな気持ちです。





2010.2.22 大糸線 平岩駅


 雨飾山が見える場所から降りてきて、午後6時。夜になりつつある平岩駅。






2010.2.22 大糸線 平岩駅












2010.2.21 大糸線 中土駅


(原文)

漆黒の闇に浮かぶ雪に埋もれた駅。


聞こえる音は渓谷を流れる水音だけ。


集落に上がる道で一人待つ間の寒さと心細さ。


突然、やってきたキハ52は、


僅かな停車ののち赤いテールランプを残して走り去った。


後には、無人の駅と闇だけが残された。


(回想)

 駅から徒歩5分少々の場所なのですが、本当に暗くて、人気もなくて。

 徒歩で回っていますから当然車で待機しておくというわけにもいかない。

 この辺り、徒歩でないと感じられない感覚です。









2010.2.21 糸魚川駅


(原文)


最終列車が終着駅に到着した。


今日も御苦労さま。あと3週間がんばって。


キハ52と運命を共にする煉瓦庫には、


古参のキハ52、DD16ラッセルと新参のキハ120。


みんなそろってどんな会話をしているのだろうか。


(回想)


 上の列車を撮った後、折り返しの最終列車に揺られて糸魚川の駅に到着しました。

 すぐに翌日の運用に向けて機回しされてしまうので、撮影タイムは非常に短い中でしたが、事前検討をしておいた場所から煉瓦庫のDD16と120とともに撮影しました。

 DD16はこの後今シーズンまで活躍をつづけましたが、北陸新幹線開業というこの節目、引退することになったようで松任に回送されてしまいました。

 あのころの生き証人が、また去っていきました。



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