緑の季節 [○大糸線]
2日前に至ってはあれこれウダウダと書いておりましたが、まあそういうときは大抵くたばってる時なので、気に食わん方々はさらっと流して下さいね。世の中、価値観いろいろ。私はいろんな考えがあってよいと思っていますので、念のため。
さあて、何出そうかな・・・。大糸の写真でも出そうかな。
朝から窓辺で雑務こなしてると、濃くはなってきているものの今なお若々しさがある木々の葉が太陽光で輝いて見えました。こういうのを見ると、やはりあちらを思い出してしまいます。どの季節に訪れても大糸線は鮮烈な印象を与えてくれますが、やはり私にとっては5月6月の緑が非常に印象深いようです。
2009年5月2日 大糸線 中土-北小谷
GW需要で12連満席のきたぐにに乗車して、現地入り。今年はやや乗車率低めだったらしいですがこの時は自由席の通路にたくさんの人が座り込んでいました。
いつも以上に体力的につらい夜行列車の旅の末、ようやくついた大糸線。新緑は美しい!けれど、なんでこーいうときに限って青君と手組んでツートンが走ってるんかねえ・・・。まあ事前に分かってたけどあきらめて行きました。
そして、この翌週は例のごとく風邪ひいて撃沈。何やってるんだか・・・。
大糸にもうゴーニは走ってないけど、急行きたぐにに飛び乗ってまたどこかに行きたくなります。やっぱりこの季節だから。
気が向けば鵜川へ [○湖西線]
さて、レポート提出前日であったこの日、予想外に手間取りこの日の未明時点で未完!でも午前中で帰ってくればいいかーと寝不足を押して強硬出撃。なんてったってこの日は間違いなくバリ晴れ。行かぬわけにはいかぬ、と判断。
さて、朝ついてみると鵜川周辺に予想外にも不穏な雲が・・・。背景が雲多い状態のまま雷鳥4号通過。9時近くなり晴れてきましたが、雷鳥8号はパノ代走で撃沈。どうもいかんなあ~。とりあえず日本海はローピンできっちりと押さえたし、移動するとするか。それにしても、無理して来た割には戦果が少ないのが腹が立つ(沈)。
そう思っていると、今津行きのローカルに湘南色が登場。これは珍しい!押さえなければ!返しを押さえることにしました。
道端で寝て待ってしばらく、雷鳥12号登場。今日はA02。何かここぞという時にファインダーに飛び込んでくるなあ・・・。
12号が行って間もなく、甲高いモーター音が響いてきました。気合いを入れて、1発シャッターを切りました。
2008年5月15日 湖西線 近江高島-北小松
何か、無理して行った時ほど結果が微妙ということが、私としては結構あるような気がします。これはその典型例かも・・・。
この晩も徹夜。無事レポートはギリギリセーフで提出。おかげで何とか優がついて帰ってきてくれました。
古城へ向かう道より [○因美線]
側面は当たらず、かろうじて面に陽のあたるスポットが1か所だけあるという場所ではありましたが、画面奥の山深い雰囲気とふもとの人里の雰囲気の調和ぶりが気に入ったので気合いを入れてアングルを試行錯誤・・・。結果、35ミリでまとめてみました。
2010年5月9日 因美線 美作河井-知和
ここのいいところは何と言っても新緑する木々が結構多い上に山里の雰囲気が出せること!林業が盛んなこの地域、新緑する木々が多い山は限られます。
気に入ったので11月の運転の時も狙っていたのですが、紅葉の色づきが遅く断念しました。
キハ47の更新タラコでもいいから狙ってみたいと思っています。
肩を寄せ合う、山里の集落にて [○因美線]
到着後、大急ぎで2台構え。1台当たり3分・・・(汗)。
間もなく駅から盛大にノロシ・・・が上がりました。スローライフで使っていたゴハチは、あんまり使ってないから?か四国のゴハチみたいに白煙が上がる写真を時々見掛けましたが、この日のはものすごい煙でした。この時の爆煙は4VK(冷房電源用エンジン)始動のためらしいです(これにつきコメント御礼。13日に訂正)。
思ったより枝が張り出していて、しかも少し開きすぎたせいもあって2台目は・・・でしたが、取りあえずレリーズ押しっ放しで押さえたデジの方は何とか決まっていました。
新緑に包まれた山里の集落の光景、心あたたまるものがありました。淡い新緑、木々に絡まるフジの花・・・那岐はもう少しいろいろと撮ってみたいところです。
2010年5月9日 因美線 那岐駅
逆光気味、光る緑と国鉄色 [○因美線]
そんな重い腰をあげたのは最初行ってからナント3年たった2010年の5月。ここだけは押さえたい・・・というポイントがあり、カンもあまり目立たないデザインになったしちょうどいい、ということで出撃しました。
キョーレツにきつい坂道を登って撮影地に到着。眼下には谷間を行くS字とそれを包むような新緑と。これを見るだけで気分がスカッとする。それが俯瞰撮影の魅力?だと思うのですが・・・。
私の場合、性格ゆえか、着いてから割合すぐに「ああでもないこうでもない・・・」と頭を抱えてることが多いような気がします。この日の場合、下に立っている鉄ちゃんたちをカツくかわすとなるとアングルが制限されるが、どうしようか・・・とか、新緑をどれくらい入れるか・・・とか。
この辺りは楽しいのか、満足いかないカットを撮りたくないから緊張してるのか、当の本人でも判断に悩みますが、大抵帰ってきてから上がりを見てホッと一息ついていることが多いような気もします。考えすぎかもしれません。もっと気持ちに余裕を持ちたいです。
結局、200ミリぐらいのアングルで勝負。キハ120でアングル確認、そして昼過ぎになり、ゆっくりとS字をなぞってきたキハ58を撮影。左手の森の影が落ちてきているので切り位置は狭く、緊張感たっぷりな撮影となりました。
2010年5月9日 因美線 美作河井-知和
やっぱり国鉄色はよろしいですな。
ループを巻く、長大編成 [○北陸本線]
でも登場したのは確か2002年。それから10年近くかけて過酷な使用環境に耐えるか慎重を期して使い続け、新製したらすぐパイチ置き換えというようにはしなかったのでしょうね。今まであれだけパイチが残ってきた方が凄いのかもしれません。
EF510、昔から好きではあったので昔から気合い入れて撮っていました。長い間こちらの日中の列車にはあまり入っていませんでしたが、2008年3月改正に朝方の貨物1本が赤いパイチ(たしか長岡の釜だったと思うのですが・・・記憶があいまいです)からEF510に変わりました。確かこれで2本目。置き換えのスピードはこちらが油断するほどゆっくりでした。
富機の釜と比べたら悪いくらい、いつもピカピカだった赤パイチも好きでしたが、こいつも登場当初から結構魅力的に見えました。国鉄型消えたらこれメインもありかなーとか思ったりもしています。
2008年8月12日 北陸本線 敦賀―新疋田
大伐採されて撮りやすくなって間もない夏に、ループ線俯瞰に登頂。
この撮影地、私はいつも縦位置メインで撮ります。この方が立体感が出ると思うからです。特にこれくらい長いと構図が締まると思っています。
雷鳥4号、サンダー12連、雷鳥8号、日本海と立て続けに重要列車がやってくるゴールデンタイムにやってくるこの列車、もちろんこれも必須課題!気合い入れて一撃必撮。
今は深坂越えの鉄路も雷鳥がなくなって少しばかり寂しくなりましたね・・・。
新緑の谷を渡る [○因美線]
普通に編成撮り、というのもゆっくりと通過してくれたので現にカメラ振れば撮れましたが、やはり私はせっかくの新緑をしっかり入れたい・・・と思ってメインはやや広げた構図に。
まず智頭行きのキハ120通過。この時点で曇り。ウムム。さっきの智頭行きは直前晴れ全開で逆に少し困ったというのに、バリ順撮影地ゆえ一番晴れてほしいこの場所で晴れないとはナニゴト?もちろん居並ぶ皆さま方も同じでしょう。少し重い雰囲気に。
しかし、ここで皆さま方の念力が雲を突き破ったか、通過前から急速に晴れはじめ、谷間に燦々と日が射し始めました。15時30分。タイフォン一声、そしてゆっくりと、因美線きってのひのき舞台に日本唯一の国鉄色ロクゴさまが御降臨ー。
結果、無事晴れで通過。予報は曇りだったのであまり期待していなかったけど、これだけ成果上がったら十分すぎるー、という気持ちで帰ることができました。
2007年5月5日 因美線 美作河井-知和
でも、あとから見返しても、やっぱ、カンが余計かも(汗)。
スローライフ [○因美線]
さてさて、スローライフが走り始めたのは2007年の連休シーズン。この年は運転日をたくさん設定し、四国から国鉄色ゴハチ+ロクゴを借りてくるというやる気の入れよう。これで無装飾だったら完璧なんだけどなあ・・・とは思いましたが、出撃。
この日、午前中は時々日が射すものの曇りがちの天気。当時因美南線の一部の普通列車に入っていたキハ40(ツチノコ色だけど・・・)などを押さえつつロケハンしつつで午前中を終え、昼過ぎに狙いの列車です。美作滝尾付近で押さえた後、美作加茂の停車で追い抜いて松ほうき鉄橋で次の2発目。ここで良くあることですが、後から来た追っかけ鉄が鉄橋のたもとに車を停車。仕方ないので上に振って、鉄橋の上の新緑をできるだけ入れる構図に急きょ変更・・・。
しばらくして撮り鉄大集結の中、国鉄色が本当にゆっくりと鉄橋を渡ってきました。
急行列車が走っていた時代から10年弱、岡山―鳥取を結ぶ亜幹線から中国地方有数のローカル線に転落した因美南線は線路の保守が切り詰められてカーブの通過速度が各所で厳しく設定され、最徐行で通過・・・というところがたくさんあります。中国地方のローカル線だとこういうところが多く設定されていて、芸備線なんかだと「制限25キロ、雨10キロ」なんていう恐ろしいところも。
松ほうき鉄橋も徐行箇所のうちの一つ。だからイベント列車だけでなく、普通列車も最徐行。これでいいのかな・・・と考えさせられるものがありました。
とはいえ、最徐行ゆえシャッターチャンスもつかみやすいものだから、やはりありがたかったです。当時は一発だけのことが多かったですが、この日はアングルを変え2発、シャッターを切りました。
2007年5月5日 因美線 知和-美作河井
それにしても、逆光気味の光線なもんだから、原版からスキャンするにしても色の調整が難しい!何とかそれっぽくはしたけど、だいぶイメージ違うのは御愛嬌かな?もっと原版には何というか、柔らかさがあるんですけどね。フィルムはデジとはやはり違う世界を写し込んでるのかな、と思ったりもします。
いまや、あのボロ釜も貴重品?! [○北陸本線]
前者はJR西所属の旅客用、後者はJR貨物所属の貨物用です。
JR西のEF81はまあまあきれい?ですが、貨物の釜は一様にボロイと思います。
このボロさにも訳があるようです。日本海縦貫線を北は青森から南は大阪まで日々休むことなく(掃除する暇もなく?)走り続けるとなると、塩水被ったりして外板はボロボロになると聞いてます。特に冬場の姿はオソロシイ・・・。
とはいえ、黙々と働く縁の下の力持ちだからこその形相。強烈な外観ゆえにかえって生々しいまでの力強さすら感じてしまいます。
しかし・・・彼らにも着実に世代交代の時が近づいています。貨物では後継機のEF510が少しずつ増備されてきましたが、今日2011年版貨物時刻表を見た所、湖西、湖東界隈を日中に走る列車がほとんど全てEF510の運用、ということになっていることが分かりました(T_T)。
まあ、EF510もカッコイイし好きな釜なんですが、ふとEF81で狙ってみたい角度があるなあ・・・と思って調べた結果がこれなので、ショック。
・・・とはいえ、この前湖西に行った時はEF510のはずがEF81できましたので、少しずつ置き換えなのかな?それとも代走?その辺はよくわかりません。
そのあたりに詳しいお知り合いがいないので聞きようがないです。そういうの詳しい人がいたら今回の話も入ってきたのかな?
どうやらあの富機パーイチもわざわざ見に行かないと見れないレベルになりつつあるようです。それにしても、あまりに急だよ・・・orz。
ということで冬場の富機なパーイチというとこんな感じかな・・・手元にあったのを。外板が錆びついてひび割れするところまでいってないので、まだましな方かとは思いますが・・・。
大糸線から撤収中、列車を待っていたら御到着。
はくたかを退避するようでした。
側面の色が何とも不気味・・・でした。色の抜け方、汚れ方が凄かったです。
2009年2月19日 北陸本線 糸魚川駅
DD51+12系=臨時急行? [○北陸本線]
かつて北びわこ4号で、C57やC56がバック運転で引き返していた列車は、いつからだったか回送になり、DD51先頭で引き返すようになりました。
先ほどの菜の花の場所で撮った後、せっかくだから他に場所ないか・・・と考えて、背後に雪山を写し込める近くの田んぼに移動。223などで4両分程度の構図になるよう調整。せっかくだから思い切って頭だけの構図にしてしまって「臨時急行」っぽく仕立てよう・・・。まあ国鉄時代の北陸線でこんな列車があったとかなかったとか、時代考証はなしということで(汗)。
数本見送った後、ホイッスル一声、ゆっくりと回送列車がやってきました。青い客車に赤い機関車。やはりこの組み合わせは渋くていいなあ!今ではなかなか撮るチャンスがないのが辛いところです。
2006年5月3日 北陸本線 田村-長浜