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鵜川、新緑 雷鳥最後の年の記録 [○湖西線]

 今年の連休はイマイチ天気がすぐれませんね・・・。せいぜい雑務にいそしみたいと思います。


 去年の連休は結局湖西線ばっかり行ってました。


2010年5月8日 湖西線 近江高島-北小松

 湖西線は山科から長いトンネルを抜けると、高く険しい比良山脈と琵琶湖に挟まれた狭い傾斜地を駆け抜けていきます。これだけ険しい地形だと風光明媚、当然撮影地も多いわけですが、中でも比良山脈が琵琶湖に落ち込む鵜川周辺は圧倒的と言っていいほどダイナミックな風景が展開しています。私にとっては485系の北陸特急が雷鳥だけになった2003年以降の主戦場。本当に通いなれた場所です。

 琵琶湖の美しさは当然ですが、威圧的な山々のふもとに棚田がズラリと並ぶ風景、私は全国に比類なき鉄道風景だと思います。


 そんな鵜川でのお気に入りのポイントの一つがここ。この場所だけは新緑できっちり決め切れられないまま定期雷鳥が1往復化してしまったので、この年の連休はまさに追い込み体制、この場所だけのためにスクランブル発進を続けました。しかし、行った日はどの日も黄砂のせいで背景の山々がまったくと言っていいほど見えず、連休明けの土日へ持ちこし。

 この土日は順向きの雷鳥は残念ながらなかったものの、後追いながら定期の雷鳥8号は増結9連。これくらい遠かったらヘッドライトもくそもないだろう。狙う価値あり。因美線は翌日に回して、いざ勝負なり!


 5月8日。何度も訪れた撮影地で振り返ってみれば、あの山々がついに姿を現していることが確認できました。何度も挑戦した価値がありました!しかしここで浮足立つことなかれ。事実上最後といっていいチャンスだけにしっかりと仕留めよう。慎重にピンを合わせて、列車を待ちました。

 9時10分。「日本海」を追っかけるようにして、聞きなれたモーター音が足元に響いてきました。そして、高い山々の裾をなぞるように、485はこの日も快調に駆け抜けていきました。


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