プリントのこと [雑記]
何かお話のネタないかなあと探していたのですが、ふと写真そのものについて書いてみようかと思ったので、久々に雑記コーナーへ記事投下、です。
さて、ご覧になっている皆様方は、プリントとかどうされていますか?私は、ここ数年めんどくさくなってます。
かつてはフィルムの現像したら次にプリントをささっとやって・・・という感じでプリントすることは割と当たり前だったと思います。
特に、ネガフィルムなら色が反転していますからネガそれ自体で鑑賞なんて無理ですし、プリント時点でかなり露出や色を調整できるので、楽しみ方はプリントが第一に来ます。というか、ほとんどそれがすべて。
ポジにしてもフィルム原版は丁寧な扱いが求められるものですし、やはりいい感じでプリントできるなら…、というところ。
一方、プリントは楽しむ手段ですが、厄介者にもなりえました。
現像を出したついでに全コマ焼いてもらう(その分、安くなる)同時プリントというのがありますが、ある程度撮りためるとそれほど見かえすわけでもないプリントがものすごい量になってしまい、どうしまっておくか、かなり苦慮してきたのを思い出します。
しかし、デジを使い始めると、個人的にはプリントすることががどうしても面倒になってくる気がします。理由としてはこの3つでしょうか。
①PCのモニタで見ることが出来る。容量とるので大きいファイルは外付けHDつないで見ることになるが、縮小した分ならPC上に置くことも可能。
②デジしか使っていない場合、わざわざ写真屋に出すなりNet注文するなりといったことすらめんどくさくなる。
③モニタ上が一番きれいに見える・・・。家庭用プリンターではよっぽどいいのを買わない限り限界がある。
こんな感じでついついほったらかしになってしまうのですが、プリントしておく意味って案外と大きいのかも、と時々考えたりもします。
というのは、プリントしていないと見返す機会が自然と少なくなり、どんな写真を撮ったのかだんだんと忘れてきてしまうような気がするのです。しかも、見返す機会がないから反省点も見えにくい様な気がします。一見どうでもいいような写真なら、なおのことです。
そうは頭でわかっているのですが、わざわざ高画質のを見ようとするとHDDつないで…というのがどうもめんどくさい。それに、モノがないので何か感動が薄い様な気が私にはします。
HDDは一定期間通電しないとデータが飛ぶらしいので、ほったらかしでは問題なのですが。
一方、プリントしておいた写真を入れたファイルを引っ張り出すのは数秒。しかも、モノとしてあることには感覚として「これだけやったんだ!」という実感がわいて、刺激になるみたいです。
その上に、プリントした写真を眺めていると「あの時は結構頑張ったよなあ、次も頑張ろう」とか、「この写真はここに課題があるから、次はこうしよう」と思う場合があります。
さらに「このときこのようなミスをしたよなあ…以後要注意」とプリントが引き金になって思い出すものは私には多いような気がしますし、なかなかないですが「ん?もしかしたらここで撮れる?」とか気づいたりすることもあります。
モニタで見る時でもこういったことはできますが、モノがあって、しかもすぐ見れることにはかなり刺激になるような気がします。何しろ、めんどくさくない。少し気晴らししたいときに見る、ということができますし。
ということで、先日久々にだしてきたのですが、まず思ったことは、
「結構な値段になるなあ・・・。」
しばらくめんどくさがってやっていないと、かつて当たり前だったことでもケチりたくなるみたいです。
それに、ちりも積もればなんとやら、さすがに撮影数回分を一気に、というのは無茶だったかも(笑)。
2012-01-11 00:58