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柿の木 [○信越本線]

 秋の残り香。

 あの濃くて明るい朱色は冬支度の田園で、よく目立つ。



 うちの隣の家にはたくさん柿の木がなっていて(渋柿らしいんですが)、ホンキでちょっともらいたいなと思うぐらい、柿は好きなんです。干し柿も好き。

 父方の祖父母の家には柿の木があって、小さいころよく食べていました。
 紙袋いっぱいに山盛りになった柿の実。
 もちろん、市販ものみたいにあまくはなくて、独特な硬さと渋味というか、そういったものがあることはあるんですが、これがまた・・・。

 線路際にあるのを見ると、稲刈り後の今一つポイントのない風景の中でパっと映えるものですから、写したくなります。もちろん、個人的思い入れもアリ。

 もっとも・・・現場にいた時の感覚からすると意外なのですが、写真に写すと目立たないのですよねえ、これが。
 風景的に写真撮る上では、これほど難しい画題はないというぐらい難しいものでもあります。
 ですから、極力大きく映しこむのがポイント、とよく言われています。


 長野に来てから毎月のように通っている片貝。なだらかな斜面に広がる農村風景に見事なまでの銀嶺。ここまでの撮影地があるか!というような場所ですが、昨年は定番地から振り返るとひときわ目立つ場所に柿がたくさん残っていました。
 定番のストレートで撮った後、小走りであと打ちをパチリ。

 今年も期待していたのですが、今年はまったくと言っていいほど実が残っていません・・・。風で落ちたのか、今年はちゃんと収穫されたのか。

 この柿ノ木の写真はこの1枚だけ。枝ぶりが見事でお気に入りなのですが、ポールの位置が多少気になっていたので、もう少し「ほかに手がないか」考えてみたかったのです。


 こつこつと記録することの大切さを思いました。


2013.12.5 信越本線 関山ー二本木


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