少しずつ現像 [紀勢]
未現像が殆ど10年分近くあって。
いや、本当はもっと少なかったんだけど、ある時現像したJPGがすべて飛んだのでやり直しとなってしまいました。
10年ひと昔の、写真を黙々と。
日本中に何らかの形で国鉄型が走っていたこと自体が、もう過去になっているのだとも実感。
この頃に何度も訪れた玉之浦ですが、今はイルカくん目当てにやってくる人がいるというところなのでしょうか。
普通電車の105系。これが165だったら・・・と、どれだけぼやいたかわからないほどなのですが、
春日色や普通の青色の電車も何かひなびた感じがしてよかったと思います。
2012年12月16日 紀伊浦神-下里
さくらの季節 [紀勢]
姨捨、来週咲くのかなあ・・・。今年は遅いです。
撮影行くにも限られた時間帯しか戦果が見込めないので、自宅でたくさん花を植えて・・・。
春~夏は茶色と緑色しかないので、個人的には精神衛生上よくないと感じているので、4月頭は自宅にたくさん花を植えるのが恒例です。
今日はそれに精を出してました。最初は鉢ひとつだけだったのが・・・いまは1畳ほどのベランダに12個も。仕事終わりにぼーっと眺めるのが日々の楽しみです。
関西だと、もう桜満開の季節。
今日はは天気さっぱりで勝負にならなかったような話を聞いていますが、明日はどうなるんでしょうね。
この週末は西線になにわ入線ということで長めに休みを押さえていたのですが、仕事が忙しく、天気も今一つ期待できなさそうということであきらめてしまいました。
話の流れだから、一昔前の紀勢東線の桜でも
2011.4.6 紀勢本線 二木島
2シーズン通いました。このキハもまじめに撮っておいてよかったです。
今年も、きれいに咲いたのかな?
夏の日 [紀勢]
本日の長野はさすがに蒸し暑かったです。梅雨明けらしい、青空も垣間見えました。
まとわりつくような暑さとは程遠いので、こちらのは知れているのですが、日射がきつい分、気が付いたら脱水気味・・・なんてことがあるのがこわいところでしょうか。
もっとも、夏の醍醐味、俯瞰登り先がこちらには思ったよりないので・・・(笑)さあ、どうしたものか。
よく山登りしてた最後のころの写真でも。
2010.8.1 紀勢本線 紀伊長島-梅ケ谷
梅雨明けから2週間。多少クリアな日であるとにらんで、山登り。
ガレ場が途中まで続き、その後も藪漕ぎで登りづらい道を登ったのも幾たびか。
そして、しっかり汗を流して、到達。爽快。この言葉に尽きる。これがあるから、テツなのだ・・・。
この場所は貨物の時間を見計らったように、線路の下の方まで影が伸びてきて、画面に立体感が出るという場所でした。積車を連ねて、紀伊長島から延々と25パーミルを登攀し続けるDDのエンジン音が3つぐらい先の尾根から響き渡ってくる、というスケール感に、いつも感嘆。
この日は着いた時はきれいに青空だったけど、夕方になって少しかすんできたようでした。夏らしい日差しだったというところかもしれない。
結局、ベストは梅雨の晴れ間、というのが結論。以前表紙に出したやつです。なかなか難しい・・・。
比較的行きやすいというのが大きかったけれど、大地に刻まれた谷と山をゆく列車の姿をこのころ、集中的に追っていました。
まだ岡見貨物も石北貨物も健在だったころ。紀勢貨物での原色的中はだいたい半分弱でした。岡見は撮りたかったかな・・・。
とはいえ、通った方が気づくものが多い、というのは事実。あれでよかったのかな。
さあ、梅雨明けで、また晴れる日が出てくるかな。
かなうものなら、夏ゆえの完全燃焼な撮影を一日ぐらいは、と行きたいところ。
日昇 [紀勢]
何もないところから一気に日がさしてくるから、遮るものがない。冬場なら空気が澄んでいる。常緑樹が多いから冬枯れの心配はあまりない。
特徴的な赤茶けた岩石がさらに燃え上がるよう。
ゆったりと、それでいながら力強い、時間を感じながらの撮影でした。
日本全国旅をしてきて、これほど体の芯から熱さがこみ上げてくる場所も少ないと思います。
昨年の紀勢トワ初日の日の出はまさにそんな感じだったようで、秋晴れの日もOKなのかな・・・?まだ撮りたいカットがあるのでこの秋はそのあたりにも撮りに行きたいと思っています。683でも銀箱よりよっぽどいいんですけど、片方は冷蔵庫ですから・・・。
2011.3.5 紀勢本線 古座-紀伊田原
2代目カラーの105系がやってきました。
この日のバリ晴れっぷりは見事でした。
なぞるように [紀勢]
はるか昔から訪れたかった場所、最初訪れた時は感激でした。
紀勢西線は昭和戦前期に建設が進められました。基本的に和歌山から南へ南へと。御坊や紀伊田辺などそれなりの都市があり、白浜という大観光地がありますが、開業は意外と遅いです。
地方路線の整備が活発化したのが大正から昭和に差し掛かるころ。北は宗谷本線や石北本線、南は鹿児島本線の南端区間など、日本中でこの時期に地方幹線が次々建設され、ローカル線も続々つくられましたが、その流れに沿ったものです。
意外に、日本の鉄道全盛期というのは短い期間のこととも言えます。
例外的に新宮と紀伊勝浦の間は大正の初めに開通していますが、これは私鉄として開業しえいます。のち紀勢中線として離れ小島の国鉄線として取り扱われました。明治村の汽車に見られるような輪っかの連結器を付けた新製間もないC11が活躍していたということです。
そういう歴史的背景が関係してか、紀勢中線区間は急曲線が結構あります。ここもその一つ。勝浦以西の開通は国鉄になってからの昭和11年ですが、串本以西だったら山の中へ入って25パーミルで登ってトンネルで突破、谷筋に出て、また降りるという繰り返しで急カーブもこのあたりほどでもなく、海沿いをほとんど走らないのです。それに対して、串本から新宮の間は海沿いぎりぎりの急カーブをゆっくりと。
スピードはとても遅いですが、その代わり撮る方には相当ありがたい区間です。観光客としてもきれいな海沿いを最徐行ですからとてもうれしい区間だと思います。
2013年3月3日 紀勢本線 紀伊浦神-下里
奥に砂浜があって、夏は海水浴場になります。
そういえば紀勢西線というと3月の撮影ばかり。真夏の撮影は2回だけ。そういう時ももう少し撮ってみたいかな?いやいや、焼け死にそうですが・・・。
みなみのくに [紀勢]
南の国に行くのが一番です。
梅の木みつけたらそれでもいいんですが。
さてさて、どうしたものでしょう。
紀勢西線とか行きたいですね。
そんな感じで、1枚。
2013年3月3日 紀勢本線 紀伊浦神-下里
新宮まで国鉄色の381が入った週末。朝から玉之浦の撮影地のうちの一つへ。
ちょっとサイドから、海を見下ろす場所へ。
くろしおとか、オーシャンアローとか。本数は2011年改正で半減したのでちょっとさびしい沿線でしたが、課題に挙げていたアングルを次々押さえていきました。
そんな中、春日色の105系が・・・。
末期色化とかで入場する3ドア105系の代走で、和歌山線とかで走っている4ドア編成が走っていました。数年続いていたのですが、この日も遭遇しました。
ゆっくりと、ゆっくりと、海の淵をなぞってやってきました。
気がついたら2015年に入ってて・・・ [紀勢]
仕事が「酷い」の一言に尽きるような、そんな状態で12月が飛び、1月も2週間経過。
年末に午前中使って1回出かけただけになってしまいました。
まだ予断は許さないけど、若干の薄明かりか、という気がしたので、久々に更新です。
撮りたいものぼちぼちあるんだけどなー。なんといっていいやら。
北陸線が吹っ飛ぶ、山線も吹っ飛ぶ、他にもあんまりにも飛ぶものが多すぎて、もはや呆然というのが偽らざる本音。そんな2015年。
中学生の時にはすでにそれほど遠くないこととされ、覚悟は常にしていたものの、思いのほか伸びに伸びて、どういうわけか最後の2年を地元の者として見送る立場になり、ついにやってきてしまったこの年。
この2年は、いまだ生きつづける昔ながらの顔ぶれを見て、ものの見事に若返り、自分でもあきれました。写真撮る分には本当にわかりやすい。
でも、次は?
どこかで、夢中になれるものを見つけたいところです。
中央西線かなあ、只見かなあ。もっと地味路線を撮るかなあ。
でも、まだこれだけ挙げられるのですから、恵まれているのかもしれません。
さてさて、今年もいいシーンに少しでも出会えますよう、もうひと踏ん張り。
よろしくお願いします。
2013.1.13 紀勢本線 相賀-尾鷲
荷坂峠の紅葉 [紀勢]
しかし、荷坂峠界隈は比較的昔のままの森が残っていて、紅葉を見ることができます。
とはいえ、紅葉というのはきれいなものを見るのはとても難しい。特に南国である紀州、きれいに色づく条件がなかなかそろわないらしく、何度行っても茶色っぽい色しか見れなかったのでした。
しかし、この年は違いました。珍しく比較的きれいに紅葉した木を見つけることができ、貨物を別の場所で撮った後、3連を撮影しました。
2012.11.25 紀勢本線 梅ケ谷-紀伊長島
このカット、同時銀塩で撮ったカットの方がきれいに発色しているのです。デジではどうしてもこの程度が限界。銀塩の威力は健在であると思ったものでした。
今年の5月に行ったきりな紀勢線。もう少し撮っておきたい場所がある。だからまだ行きたい。結構行ったはずなんだけど。
どこでもですが、そんなことばっかりです。
帰ってきています [紀勢]
ようやく新緑が始まったばかりで、街路のハナミズキがきれいに咲いているあちらからこちらに帰ってきますと、濃い緑に百花繚乱の花々、華やかですね。今日は非鉄で出歩いていました。なんか、こっちの方で価値観が出来上がっているものですから、ようやく5月になった、と頭でも体でも思っているような、そんな感じでした。
京都の葵祭というと5/15ですが、ちょうどこれぐらいのイメージです。昔から関西ではこの時期をめでていたわけですし、私もある程度体力がついてからは「きれいだ」と正直に思えるようになりました。
そして、そこそこ暑い。長野的にはかなり暑い、かもしれませんが、関西的には「暑すぎない程度」です。
少しばかり出歩いて、帰ってきて、軽く寝て、そこから集中して・・というのが関西時代の生活パターンでしたが、今日はそれを見事にたどった形になりました。
そういうわけで、今回の帰省はなんとかやっております。やるべきことが幾らかあるんで、1日か2日、撮影に出れたらと思っています。
さあて、どこまでいけるかな・・・。
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2011.4.29 紀勢本線 梅ケ谷ー紀伊長島
何度も登ったこの場所。
この日は峠の新緑にくっきりとした水平線を臨むことができた数少ない日でした。
カミンズ搭載のキハは結構な速度で登ってくるので、あんまり峠越えという感じがしなかったのをよく覚えています。でも、白は目立ちます。撮る分にはまあ、いいのかな。
2088レの轟音は、単機とはいえ尾根2つ向こうあたりから響いてきたので、やっぱりすごかったです。東線の午後はどこも太陽の方角に雲がわくので撮るのは難しかったですが・・・。
紀勢貨物最後のころは信州に移ってしまっていました。関東の皆様が大挙来られていることはわかっていたのでわざわざ行くことはせず、私は向こうで169系の追い込みをやっていました。だから169が引退したのは感覚的にわかっていますが、紀勢貨物の方はいまだに消えてしまったのが信じられません。
でも、それどころか、白キハの48もあと2年ないんですよね・・・。
帰省前に [紀勢]
たぶん後半に帰省。
また家から一歩も出れない、ということになりませんように・・・。
帰るころには、もう生気みなぎる初夏の装いとなっているはず。ここまではいかないとしても。
2011.4.29 紀勢本線 紀伊長島-梅ケ谷
今日、長野でも日の光が初夏のそれとなりました。とはいえ、ようやく桜が散り始めたくらいで、まともな緑といえるものはさしてありません。
2年目だと違うように見えるのかな、どうかな。
まあ、この辺で寝ます。すんません。