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バラ@メキシコ その1 [○中南米情報]

メキシコに来てからすぐにコロナが蔓延するようになりました。
メキシコで自由にいろんなところを行き来していたのは半年余り、
それからはずっと自宅と勤務先の往復です。
自宅でできる楽しみをと思い、前任地にいたころからやっていた園芸をこちらでもほどほどにやっております。

前任地にいたころにもやっていたペチュニアや菊から始まり、今気合を入れているのはバラの栽培。
乾燥した気候ゆえか、日本よりは割合簡単に育つ感もあるのですが、もちろん難しい面もあります。
バラ自体がそれなりに難しいうえ、社会環境の異なる外国というのが大きいかなと。

なんだかんだ言って2年弱取り組んだので、今気づいていることを書き残してしまおうと思います。
メキシコでは空気が乾燥しているので庭やベランダに椅子を出してお茶をすることを皆好んでやるのですが、バラを見ながら飲むコーヒーなど、いいですよ。

①バラ自体はホームセンターとかでで売っている
普通に売ってます。元気のよさそうな、色目が好みのものを買ってくるだけ。
現地の人も好きなのでしょう。公園や民家の庭先も時々目にします。
②肥料とかも簡単に手に入る
ホームセンターで普通に売ってます。土は売っているやつを普通に使っています。
こだわろうとするとかなり気合にいる領域ですが、どうせそろわないので、あまり踏み込まないようにしています。むしろ、普通の園芸用の土の方が間違いがないかなという印象。
③コンパニオンプランツが簡単に揃うのでお勧め
マリーゴールド、ゼラニウム、パセリ、バジル、ミントは種や株が簡単に調達でき、育てるのも簡単。
今シーズンの雨季は病気知らずだったのはこの辺りの活躍のおかげ?
ほかにチャイブやカモミール、ラベンダーはチャレンジしたけど今のところ不成功。
④雨季の間は肥料さえやっておいたら放っておいても割とよく育つ
これが意外だったのですが、少なくとも半年くらいはほとんど手がかからないです。

ラテン系の世界でバラはともかく似合います。日本で見るよりもすごくしっくりくると思います。
毎朝見るのが楽しみです。駐在先の仮住まいでも家を彩り豊かに。いかがでしょう?

ここまで夢を色々広げてみたつもり(?)ですが、課題系も書いておきます。
①乾季を乗り越えるのが大変
悲しいながら、前シーズンは大切に育てていた3株を乾季に全滅させてしまいました。
考えられる理由は、
・乾季には虫の行動が雨に遮られない(カメムシとかが飛んできやすい)
・雨季の降り方は瞬間的に降るだけなので洗い流す効果がありそうだが、乾季に同じことは起きない。
・アブラムシ対策と思って、霧吹きをやりすぎるとかえって表面のコーティングが流れてダメになる?
・雨季ならば周囲にマリーゴールドなどを植えて虫をよけることができるが、乾季となると周囲の勢いがなくなる
・乾季の乾燥具合と水分蒸発の速さはそれまでの雨季の感覚と異なるので、水加減が狂いやすい
・11月ころから朝晩だけ寒くなるので葉の調子が悪くなることが多い
②一番の天敵は害虫と病気
今までの経験だと、害虫というとアブラムシとカメムシ、カイガラムシ
チョッキリは株の中で捕まえたことがないです。気づいていないだけかも。
病気系だと黒星病とうどんこ病が双璧。どちらも乾季に出やすい。
③薬剤の調達が大変
街のホームセンターでそろうのはアブラムシ対策とかで使える薬剤数種だけです。
殺菌剤系統は町のホームセンタでは取り扱いなし。
ネットでもAmazonではほぼ取り扱いがなく、MercadoLibreならそれなりに種類ありという状況。
ただし、記事はすべてスペイン語なので覚悟がいります。
成分表示を気にしつつ、日本語⇔英語⇔スペイン語で何とか。
ただし日本のようにパッケージ化されていなくてわかりにくい、あるいは1L単位で売っていて高価などといった課題があります。
この辺りはちょうど現在進行形でトライ中なので詳しいことが固まったら別の記事で書いてしまおうと思います。
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