3月の晞干 [九州]
明朝は久々に撮影に行きますが、思いのほか早くに目が覚めてしまったので、軽く一筆。
この前からの続きです。またまた3年前の日豊線ネタ。
大分というところは意外と寒いところです。海沿いでも、雪こそ降らないものの結構寒風が吹きます。特に、朝方がつらい。
関門海峡を抜けて日本海側の寒気が流れ込んでくることが理由のようです。
実はこの界隈、この時期は午後になると必ずと言っていいほど雲がわいて曇ってしまうんだそうですが、この寒気がどうも曲者らしいです。現地で同業の方にそう教わりました。
2011.3.10 日豊本線 狩生-浅海井
(原文)
3日目、鹿児島宮崎から取って返してまたもこの地にやってきた。前夜臼杵泊で朝6時進発。目指すはもちろん、1日目に出来が微妙だった晞干の正面俯瞰。
冬型の気圧配置が強まったこの日、空気の抜けは間違いなく今までで最高。奥の山々もきれいに見える。これなら満足いく結果が得られよう・・・。そう思っていると、Kさんが何やら奥の方へと。行けばかなり足場が狭いものの、側面まで日の当たる撮影地。海の入り方は少ないが、3両の被写体がよりきれいに見える。これはいい!
結局、この場所で無理やり2台構えて、何とか撮ることができた。
(一言)
九州の東海岸を走る日豊線ですが、しっかり海沿いを走るところは大分~佐伯と日向市のあたり、そして鹿児島すぐ北の竜ヶ水。
そのうちの、大分~佐伯の間で昔からよく撮られていたところの一つが、この界隈のようです。
漁村の撮影で一番悩ましいことは、木々が伸びたり、新しい電線が張られてしまったり、果ては埋め立てまでされてしまったりすることがあることですが、ここの集落は見事に、それ。7年前の写真と見比べてかなり撮りづらい場所になってしまっていました。
そんな中で、撮影地を必死で探し続けた結果が、この写真。
この通り、きれいな朝の光を浴びて撮ることができました。
目の前を1本目の76貨物(もちろんあとうちだから絵にはなりにくい・・・そういえば、案外速かったですね)やらローカルやら、ダイ改後充当用の787回送やらが走っていったあと、こいつがやってきました。
なお、これだけ晴れていたら午後も大丈夫だろうと思いたいところでしたが、案の定、午後はほぼドン曇りで推移しました。