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菜の花と、485系「にちりん」 [九州]

 続き。


 やっぱり日々の生活ぜーぜーですわ。何するにも一苦労。気が付いたらこんな時間。無駄も多いかもしれないけど・・・。

 いかんいかん。






2011.3.8 日豊本線 津久見-日代


(原文)
 同じ斜面で、菜の花の群生を発見。これはいいテーマが見つかったと喜ぶ半面、なかなかな難題だ・・・という気持ちにも。花を撮りこんでの撮影は、数ミリの移動で雰囲気がガラっと変わってしまう。だからこそ勝負のしどころではあるが、三脚を据えて・・・というものにとってはとても大変。
 考え続けた結果、この時はタテ構図で狙ってみた。3日目も狙ったが、これが自分なりのベスト。


(一言)

 私的にはお気に入りの1枚。編成屋が大多数を占める撮り鉄業界において、そこまで評価されるかどうかはわかんないけど。

 この場所、とても難しかったです。切りイチ周辺に真新しい建物が多い上、この写真でも左手に写っていますが茶色くなっている植え込みがデンとあることが最大のネックでした。その上、菜の花畑も斜面にだらーとまばらにある、雑草も多い、というところでした。手前のぼかし方が数ミリ移動で大きく変わるのはいつものことですが、花が少ないうえに障害物が多くアングルが制約されるので難しかったわけです。そういう感じではありましたが、何はともあれやってみた試し切りはこんな感じになりました。




上に同じ


 ここからどうまとめるか、考える中で・・・。

 植え込みを左手に寄せて、縦位置にしてしまえば真新しい建物はかなりかわせる。菜の花は画面1/3程度、カメラを菜の花に極端に近づけて画面を黄色で潰すようなことはせず、淡い黄色がぽつぽつと浮かぶように、その上で1輪だけ手前に近づけるようにしてぼかして、変化をつけてやる・・・あとは列車の位置を1ミリ単位で調整して、真ん中やや上ぐらい・・・。

 ここで赤5連通過。編成長確認。

 ・・・うまく調整すれば3両ぴたりのようだ。ならば、もう少し広く撮って、もう少し左上に被写体を。対岸部分の写し方を少し狭めてバランスをとることにしようか。

 こんな感じで1時間半、ひたすら頭をひねり続けて、撮ったと記憶しています。

 機材は、40DとタムロンA09だったかと。菜の花のボケ方が「らしい」ですね。



 こういうこと考えるのって、3次元パズルといった感じで、案外楽しいです。



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南国、行きたい [九州]

 3月はダイヤ改正追い込みの月。

 今年はそこまで激しく活動しませんでしたが、私にとっては前代未聞のブルトレ闇討ちをやったり、はしました。

 闇鉄がはやりだしたころから、こいつが「機材による物量戦」傾向が強いことが分かっていたので、翻って今になってチャレンジしたりしてるわけです。

 で、結果。ど素人だから閾値低いのかもしれませんが、まあ何とか撮れてました。

 雪があると画面に変化が出てくるのがいいですね。雪国で夜間流しというのは、非常に有効な表現方法なのだ、ということを強く感じることができました。

 この夜、上下あけぼのに583の回送、うち2本は関越使って追っかけしたため5本。あの夜は激しかった・・・。Mくんありがとう。



 今回の「3月」、「あけぼの」と「いなほ」以外はそこまで影響ないかな・・・と思っていたら、さにあらず。富機のEF81と金サワ475の運用が激減したことが非常に印象的でした。長野でも中南信地区の115系の運用が大幅縮小したりしたみたいですね。地味に効いてきそうです。

 

 さて、気温が上がり、ぼんやりとしてきた空を見ていると、もう春のはずだが、と思うのですが、目の前には茶色い風景しか広がっておりません。こちらは梅とかもまだまだっぽいです。菜の花なんて、まったく見かけません。ちょっと日当りのいい畑が若干緑色になった?かもしれない程度。日陰には雪が残ったまま。

 それを思うと鮮烈な海の色=紀勢西線やら、菜の花=九州各線、を思い起こします。

 北国なら雪山が割合見えやすいですから、こちらにいる人間ならこれを押さえていくのがセオリーかもしれません。現在、北信五岳を完璧に抑えるだけでも結構な労力になるかもしれない、と思っています。それでも絵的に変化つけやすいのはやっぱり南国の方だとは思います。

 日南線とか、指宿枕崎線とか、行きたいですねえ。

 でも、私、さんざん準備だけしておきながら実は行ったことないので(長野に来てしまった今となってはかなり後悔)、今晩からしばらく日豊ネタでも(このところクソ忙しいし、続くかな・・・)。例のごとく写真+原文+一言。



2011.3.8 日豊本線 津久見-日代


(原文)

 津久見の俯瞰で2列車押さえた後、またまた大急ぎで隣の集落の背後の斜面へ移動。そこで、たまたまミカンがたわわになった木を発見。流れ雲が増えてきて少し気になる展開になりつつあったが、ここはあえて思いっきり広角にして、広がりのある構図で狙ってみた。やってきたのは予想外に長い編成の貨物列車。いい意味で期待を裏切ってくれた。

 EH500の導入で活躍の場を追われているED76。この辺りが最後の活躍の地となるかもしれない。




(一言)

 3年たってしまいました。これは九州の485系を撮る合間にやってきた日豊線の延岡行き貨物です。この時期この界隈で撮れる列車はこの1本だけでした。以前はタキ5450などが連なった専貨が日中に走っていましたが、この時にはすでに廃止になっていました。

 赤い機関車が牽引する列車、魅力的でした。ブルトレのような華やかさはなくとも、真紅の釜はよく目立つからやっぱりいいもの。北陸の交流機は時代の流れに翻弄されて国鉄末期に全滅し、保存車もほとんどない状態なので、「貫通扉なしの赤い釜」には特に憧れが強く、なおのことだったかもしれません。

 あと、DDと同じようなジョイント音というのも不思議な感じがしました。

 当時は軸重の関係から大分以南へのEF81入線は遅いのでは・・・と思っていましたが、結局そんなこともないようで、今や銀釜が延岡まで入ったりしているようですね。

 そういえば。EHがEF81を押し出し、ED76が追われ・・・というと、40年前の交流電化(ED72に始まり、ED76など)→DF50押し出し→C57追われる、の流れとそっくりではあります。

 どちらにせよ、時代の変化を感じます。たった3年、されど3年。2011年~12年はあまり出かけられませんでしたから、変化の大きさを余計に強く感じます。
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